中城湾が見え隠れする閑静な住宅地。北中城公民館近くの分かれ道から、傾斜のかかった道を右折した突きあたりに「ミュージック喫茶 ニュー・キタナカ」はあります。
取材日は快晴に恵まれ、「ニュー・キタナカ」の黒い文字が映える真っ白なお店の外観が、青空と深くシンクロしているように感じました。
2019年にミュージック喫茶としてオープンした「ミュージック喫茶 ニュー・キタナカ」。
家具屋やブックカフェを経て、それぞれの特徴を残しながら現在のミュージック喫茶へと落ち着いたのだそう。
オーナー自らが趣味で集めたレコードや音響機器があらゆる場所に設置されている店内。特に白い壁にきれいにならべられたレコードは、懐かしさに思わず足を止めてしまいます。
部屋の中央にはレコードボックスもあり、気になるレコードがあったらリクエストも受け付けていて、店内で流してもらえるのだそうです。
レコードを聴く機会なんてなかなかないので、ぜひお気に入りを見つけてリクエストしてみたいですね。
ステンドグラスのやさしいあかりが照らし出すメニューには、クリームソーダにレモンスカッシュ、プリン・アラモードなど、昭和の純喫茶を思い出させる名前がならんでいます。
昭和の魅力が満載な「ミュージック喫茶 ニュー・キタナカ」。幅広い年代に受け入れられている理由はきっと、オーナーのコレクションの数々と店の雰囲気が、懐かしくもあり新しくもあるからなのかもしれません。
ふだんは若い女性客に人気のある「ミュージック喫茶 ニュー・キタナカ」も、ときには動物連れのお客さまで賑わう日もあるそうです。
ペット同伴OKで、大型犬から小さなハムスターまで、そのときどきで来店する動物も種類は問わないそう。さらにペットシートを持参していただければ、店内のシート席への案内も可能だとか。
家族同様に愛してやまないペットと同伴できるとあっては、動物好きにも気になるお店になりそうです。
昭和の古きよき時代に浸るにも、動物と一緒に穏やかな空間を過ごすにも、おいしいお店のメニューでおなかを満たすにも、どれをとっても満足させてくれる「ミュージック喫茶 ニュー・キタナカ」。
ぜひ気になるリストに加えてチェックしてみてくださいね。きっと穏やかな時間に満足するでしょう。